積木遊びや人形遊び、かくれんぼやごっこ遊びなど、子供の遊びはルールや物語をその場所に適用し、空間を読み替えることで展開する。このような「遊び」には空間を活用した仮設的・即興的な創造性がある。そして、遊びに用いられる人形やミニカーなどの玩具はその想像力を促す道具となっている。
色分けした5本の角材を持って街中を歩き回り、様々な建築空間に依存して成立する構造物を即興的に組み上げていく。角材は2x4材で長さは12ft、6ft、3ft、1.5ft、0.75ft。角材の構造物は分解・再構成を前提としているため、接着やビスでの固定はせず、角材の断面に働く摩擦と重力のみを利用して直角に突き合わせて組み上げる。
そのかたちは空間に呼応するように立ち上がり、容易く分解される。そしてまた別の空間へと移動し、立ち上がり、崩れ去ることを繰り返す。
【bomb】ー グラフィティのライターたちの用語で、街に出てグラフィティを書きなぐる行為のこと。
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